書籍・雑誌

「森に眠る魚」

森に眠る魚 角田光代 著

数年前に実際に起きた事件を題材にして書かれた作品。
ママ同士のトラブル(無視された、とか)が、その子どもを殺めてしまうことにまで発展してしまった事件。

この小説では5人の母親それぞれの思いを描いている。
ほとんどが学生時代のような友達関係を求め、「この人なら私の事をわかってくれる、わかりあえる。」という期待をもっていた。
そういう人を求めるがゆえに、自身が孤立することに怯え、敏感にもなっている。

私の場合。
チュージが小さい頃はその傾向大、でした。
マンションでは同じ年の子を持つママがたくさんいて、それぞれが親密になっていく中、イマイチ踏み込んだ仲になれないことに焦った時期もありました。
いつからかどうでも良くなったけど。
今は気楽にある程度距離をとって程よくお付き合いできていて、かえって良かったなと。

ブログを始めたからってのも大きいかもなあ。
ママ友じゃなくても、むしろリアルで知っているママ友じゃないから話せる、書ける場所ができたのも肩の力が抜けたきっかけ。

こういう「思いつめた母親」で思い出すのは園長先生の話・・。
保護者会で先生は言った。

「幼稚園に来て、お母さん同士で仲良くおしゃべりするのはとてもいいことだと思うのですが、お互いを「~ちゃん」と呼び合うのは、控えて頂きたい。
仲良くなって、親密に呼び合うのは結構なことですが、それを聞いたほかのお母さんが、自分はそういうお友達ができない、と気に病むこともあります。みなさん適度に仲良くやっていただきたい。」

びっくりでした。
そんなことまで?
最近園に対していろいろクレームをする母親が増えているとは聞いていた。
先生としても、そんなことにまで口を出したくはないのだろうが、ちゃんと全体に呼びかけて欲しいと訴えてくる母親がいるのだ。

「母親同士の懇親会を止めさせて欲しい。自分は出たくないのに何度も誘われたくない。」

で、懇親会は年2回までと決められてしまった。
別に行きたくないなら断ればいいだけのこと。誰も陰口なんて言いはしない。
どうしてそんなこと気にするんだろう?と思ったけど。

きっと怖いんだな。
自分だけが一人、っていうのが怖い。
自分は行かない会にみんなが行ってるのがイヤなのかな。
そういうモヤモヤを打ち明けられる人がいないのなら、しんどいかもな。
旦那さんが聞いてくれない、とか。
そうなると自分の中で抱えることになってしまって、追い詰められることに・・。

もし。
もしそんな悩みを持っているならば。
幼稚園での関係が一生続くわけではないからね。
子どものために自分もママ友を作らなくちゃ、なんて思わなくて大丈夫。
子どもは自分で友達を作るでしょう。
これからどんどん世界が広がっていくのだし。



子どもが私にとびっきりの笑顔を見せてくれる。

それがいちばん嬉しいことだなあって私は思うのです。

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故郷

夏休み突入早々、チュージが発熱。
昨夜は40°まで上がり、うなされてかわいそうだった。
男の子はあんまり高熱が長引くとよろしくないと聞いていたので、処方されてた解熱剤を飲ませた。ゆっくり眠れたほうがいいしね。
それでも元の熱が高すぎて、下がっても39°弱。
やはりつらいのか悪夢でも見てるのか、寝ていてもうなされて暴れるので、私も寝ていられなくて。

借りていた本を読むことにした。
実は今日返却期限で、例によって前日まで放置して慌てて読んだわけですが(汗

戸村飯店青春100連発 瀬尾まいこ 「戸村飯店青春100連発」

大阪の住之江なんつう馴染みある町にある戸村飯店。そこの兄弟のお話。

瀬尾まいこの書く本、やっぱり好きだなあ~。
この人、大阪出身だったのですね。

兄が東京に来て感じる、冷たい印象?は私も最初感じたことで。
道を聞いてもそっけない。駅員なのに。なんか基本的にサービス精神が薄い感じ。
大阪だったら道を聞くとわからなくても一緒に考えたり(笑)、ま、過剰かもしれないけど。
あ、あと意外と緑が多いって印象も同じく。

東京に住んで9年。
もうここを離れるのは怖い。生活の基盤が、ココにある。
たまに大阪に帰っても、東京に戻りたくなる。
なんだろ。住めば都、かな。
あー東京に戻りたいっていうより、この家に戻りたいのかも。

それでも関西的なものはやっぱり好きだ。
私の根っこなんだろうなあ。
土曜のお昼、学校から帰って昼ごはんを食べながら見る「吉本新喜劇」。
ストレートな言葉。
ウルフルズのうた。


読んでてうなづいて、最後はちょっと涙して。
タイトルが「100連発」だからといって、短編集ではありません。(オットがそう思った)
いつもどおり、瀬尾さんの書く小説です。



そういえば、私、真剣に自分のこと、家族のこと考えたことあったかなあ。
いつも逃げてる気がする。



チュージの熱は今日無事に37°まで下がって、元気になってきた。
はずなのに、「まだなんかお熱あるかも・・」なんて言ってここぞとばかりに甘えてます。

大急ぎで本を返しに行くと、予約していた本がまた順番がまわってきていて、しかも4冊!
さすがに返却期限日前日まで読まずに置いとけない。
明日からボチボチ・・。



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姉妹の確執?

図書館で借りてきた本。

そんなはずない Book そんなはずない

著者:朝倉 かすみ
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

年の差3才の二人姉妹の性格の違いと恋。なかなか妹が「え~?」な人で、ラストまで一気に読めました。
ドラマにしてもおもしろくなるんではないかな。
男を見る目がイマイチなくて尻軽?な姉役は・・30歳くらいで誰がいるかな。
ともさかりえとか。若いか。麻生久美子でもいいな。

男性経験ゼロで個性的な妹は・・星野真理。なんか暗い役が似合いそう。
あ~見てみたい。



微妙な関係の姉妹といえば、こんな小説も最近読みました。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ Book 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

著者:本谷 有希子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この姉妹は強烈。絶対に女優で成功すると自信満々の勘違いな姉。
姉の行動を恐怖漫画に仕立てて公表する、絵の才能のある妹。
ドロドロしてたけど、なんか笑えた。
元々小劇場の舞台で演っていた話らしい。

夏に映画化されています。姉役に佐藤江梨子。ぴったり~!
未見ですが義兄役に永瀬正敏ていうのがな・・ちょっと都会な感じがダメだな。
私のイメージでは大森南朋!この人ならいい感じになりそうo(^-^)o


どちらも妹がしたたか、というか姉に対して思うところあっての行動がおかしい。
姉妹で育っている人が読むと、この姉妹の微妙な関係がより伝わりやすいかも。

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